[4]Central Stationをネットワークに接続する
この章では,Central Stationをネットワークに接続するための手順を簡単に説明します.
Central Station 1
(1) | Central Station 1画面上方の「Central Station 1アイコン」をクリックします. | |
(2) | Setup画面左の上から4番目にある「ネットワークアイコン」をクリックします. | |
(3) | 手動設定の場合はIP-address(=IPアドレス),Gateway(=デフォルトルータ),Netmask(=ネットマスク)の値を入力してください.DHCPを使用したい場合は「Obtain IP address from DHCP server」を選択してください. |
Central Station 2
(1) | Central Station 2画面上方の「setupアイコン」をクリックします. | |
(2) | 画面左下の「スパナアイコン」をクリックします. | |
(3) | 画面下方の「IP」を選択します. | |
(4) | 手動設定の場合は「manually」を選択し,CS IP Address(=IPアドレス),CS IP Network Template(=ネットマスク),Destination Address(=デフォルトルータ)の値を入力してください.DHCPを使用したい場合は「automatically」を選択してください.なお,ブロードバンドルータの有るネットワーク環境では「Start Gateway」に必ずチェックを入れておいてください. | |
(5) | ちなみに手動設定の場合,Destination Addressの欄に,ブロードキャストアドレスの値を入力しても動作します. |
Central Stationのネットワーク設定に関する注意
おそらくほとんどの皆さんのご家庭では,192.168.△.□というIPアドレスを利用されていると思います. このアドレスのデフォルト(=標準状態)のネットマスクは255.255.255.0なのですが, アドレスの値によって,デフォルトのネットマスクが決まっています.
Central Station 1の場合は問題ないのですが,
- Central Station 2で
- IPアドレスを手動設定し
- デフォルトではないネットマスクを設定
することはできません(OSのバージョン1.4.0(1)リリース時点の現象). これはCentral Station 2のOSの不具合と思われます.
この不具合を回避する方法は次のどちらかです.
- IPアドレスを手動設定する際,デフォルトのネットマスクを設定する.
- DHCPを使用する.
上記のCentral Station 1の設定例で使用されている172.16.△.□というアドレスのデフォルトのネットマスクは255.255.0.0なのですが,Central Station 2において,手動でIPアドレス: 172.16.△.□,ネットマスク: 255.255.255.0という設定をすることができないということです(OS 1.4.0(1)時点).
機器(パソコン,Central Station,その他IPアドレスを割り当てて使う機器すべて)のIPアドレスをDHCPで取得する設定にしているとき,何らかの理由によって,正常にDHCPサーバからIPアドレスを取得できないことがあります.このとき,機器には169.254.xxx.yyyというIPアドレスが仮に割り当てられています.このIPアドレスを「リンクローカルIPアドレス」といいます.もし機器のIPアドレスが169.254.xxx.yyyという値であったとき,DHCPによるアドレス割り当てに失敗したことがわかります.このとき,もちろんその機器は通信に参加できません.